2025/05/02 12:28

紀伊山地の脊梁(せきりょう)をなす大峰山脈。 大峯奥駈道をはじめとする修験道の聖地であり、険しい峰々が連なる山岳地帯です。 そんな大峰の中でも急登の山トップ3が選定されていて、その山々は「大峰三大急登」と称されています。 その三大急登の山は「勝負塚山」、「白鬚岳」、そして「鉄山(てっせん)」。 ただでさえ険しい大峰山脈の中で、トップ3に選ばれた「急登エリート三山」です。 畏怖の念を持ちながら、今回は三大急登の中で一番距離の短い「鉄山」に登りたいと思います。 今回の山行は総距離3.7km、累積標高差は約757mでした。 ということは片道1.85kmしかないのに、757mも登らないといけないの?! もうヤバいイメージしか湧きません。 よく整備された登山道であればいいのですが、鉄山は自然に近い登山道です。 怪我や道迷いにも注意しながら、壁のような登山道を登ることになります。 途中に斜めになった、かなり危険な岩場をトラバースする場所があります。(結果的に岩場の下に踏み跡が出来ており、そこを通ると安全に進めます) 私たちは危険な道を選んでしまったりと、本当に反省です。 無事に下山出来たのでよかったですが、もっと周りをよく見ていれば良かったと思います。 ですが慎重に登れば、鉄山は素晴らしい山だと感じました。 急登もいい経験ですし、途中のザンゲ(ザンギ)平からの景色は最高です。 大峰の山々を眺めて、静かな山登りを楽しめました。 しかし本当に総距離3.7km? 体感的には10kmほどのコースに感じますよ( ;∀;)