2025/04/28 08:17

六甲山地に、弘法大師こと空海ゆかりの山があります。 空海は高野山に真言密教の根本道場を開創された、日本仏教の師です。 そんな偉大な空海もやはり勉学に励み、そして悩んだ時代がありました。 空海31歳の時、遣唐使として唐の国に渡ります。 この時代、日本から中国への船旅はまさに命がけでした。 旅の前に空海が、六甲山地の大龍寺(たいりゅうじ)にお参りされたのです。 唐への航海の無事を祈り、そして自分の求める教えに出会えるようにと願ったとされています。 日本で長年密教のことを考え続けた空海は、唐に渡り驚くべき速さで密教の真理を学んでいきます。 そして「真言密教の師」と認められた空海は、日本に戻って密教で人々を救うことになります。 無事、日本に戻った空海はふたたび大龍寺にお礼参りをされます。 弘法大師が再びお参りをされたことから、大龍寺の山は「再度山(ふたたびさん)」と呼ばれるようになりました。 今回はそんな空海が歩いたであろう「大師道」を巡ります。 大龍寺でお参りをして、空海が作ったという亀石も見つけましたよ。 そして再度山まで登りました。 現在、山頂付近にある修法ヶ原池は再度公園になっています。 テーブルやベンチ、お店もあって自然の中でのんびり出来る場所でした。 キラキラと新緑が綺麗な季節です。 あぁ、春よ、もっと長く続いてください( ・∇・)